ワインディングマシーン、いるの?いらないの?

腕時計

ワインディングマシーン、いるの?いらないの?ということで、
まずはYouTube動画でご覧下さい。

腕時計のワインディングマシーンって必要?機械式時計の仕組みから根本的に解説します!

で、今回はこのテーマを語るには欠かせない、
そもそも機械式時計が動く仕組みから、ガッツリ書いていこうと思います。
少し長くなると思うのですが、
ゼンマイ仕掛けのおもちゃなんかも使って、
体系的に順を追って、わかりやすく解説していきますので、
是非ぜひ最後までお付き合い下さい。

ワインディングマシーンのイメージ

先月アップした、こちらの
損しない時計の買い方という動画にこんなコメントを頂きました。

将来売ることを考えたら自動巻のものは
ワイディングマシーンで保管した方がいいでしょうか?

コメントありがとうございます!!(嬉)

で、
返信させて頂いたのがコレです。
だいぶ長いですが。

コメントありがとうございます!
将来売却の際に、ワインディングマシーンで保管していたかどうかは、
ズバリ、関係ありません!
ワインディングマシーンは、時計の調子を維持する為の装置だと思われがちですが、
実はそうではなくて、
単純に、巻いたり時刻あわせをするのがメンドクサイ人向けのマシンです。
週末にしか時計をしなかったり、あるいは時計を沢山所有している方が、
時刻合わせや日付調整をすることなくすぐに装着して出掛けられる様に使われる物です。

要は常に動かしている(ゼンマイを巻いている)ということなので、
例えば、オーバーホールを何年もしていなくて、中の油が切れている状態であれば、
むしろ回せば回すほど時計に負荷が掛かってしまいます。
ザックリそんな感じですが、すごく長くなってしまったので、
掘り下げた話は動画にしてみようと思います!

長文失礼しました…!

ってことで、
既にワインディングマシーンの必要性について答えは出ているのですが、
必要性の前に、そもそもワインディングマシーンついて、ですね。

ワインディングマシーンとは、
時計を設置して、くるくる回ったりゆらゆら揺れたりするものです。
数千円~購入することができます。


楽天で一番高いものを見たら、1000万円を超えるものもありました。
もはや家具!



ワインディングマシーンについて説明するとなると、
自動巻きの原理の説明が必要で。

今回はさらに掘り下げて、機械式時計の動力である
ゼンマイの仕組みから順を追って説明したいと思います。

これを見終わる頃には、機械式時計の動力の仕組みを体系的に理解し、
その上でワインディングマシーンの必要性を検討し、よりよい選択ができるはずです!

そもそも機械式時計が動く仕組み


機械式時計というのは、電力などを使わず、
ゼンマイの力で歯車を動かし、時を刻みます。

ゼンマイっていうのは、ぐるぐるまきの渦巻状の金属の板で、
これをぎゅうぎゅう小さく巻いていくと、もとに戻ろうとする力が働きます。
ゼンマイの動力をわかりやすく言うと
チョロQのように、後ろに下げて
ぴゅーンと動く車のおもちゃもそうですね。
タイヤが後ろに回ることでゼンマイを巻き上げ、
手を離すと、ゼンマイが元の形に戻ろうとする力が働いて車を前に押し出します。

あとは、巻いて歩くようなおもちゃが時計のイメージに近いですね。
ちょうど時計で言うリューズのようなところを巻くと動く!ってことですね。

機械式時計っていうのは、このゼンマイ仕掛けのおもちゃの時計版ですね。
ピコピコ歩く代わりに、針を動かして時を刻んでいるわけです。

ただ、これって、永遠に動き続けませんよね。。
ゼンマイを巻き上げても、無限には巻けないですよね。
で、限界まで巻いた状態で離してやっても、ある程度歩くと
ゼンマイが元の形に戻って動力が無くなり、止まってしまうわけです。

一般的な機械式時計の場合は今だと50時間くらい持つんですね。
各メーカーがしのぎを削って、歯車の抵抗を減らしたり、
あるいはゼンマイを沢山搭載して1週間も持つものもありますが、
大体50時間くらい持つものが一般的です。

50時間ってことはおよそ2日ですね。
手巻きの時計だと、2日間、置いていても腕につけていても、
止まってしまいます。
ゼンマイの巻上げには限界があるので、
世界の名だたるメーカーが、いかにゼンマイを沢山搭載しようとも、
抵抗を極限まで減らそうとも、50時間持つのか、一週間もつのかの違いはあれど、
巻きなおさない限り止ってしまうんですね。

自動巻きの仕組みとは?!

ここでやっと自動巻きの登場です。
ワインディングの話からだいぶそれてますけど、
ちゃんと繋がるのでもうちょっとお付き合い下さい。

自動巻きというのは、その名の通り、自動でゼンマイを巻きます。
とはいえ、電力もなにもないので、自動っていう言葉のニュアンスが難しいのですが、
こうやって手で巻かなくても、
ゼンマイが巻き上がる仕組みを持っている、ということです。

どういうことかというと、ちょうど私が所有しているゼニスが、
裏蓋スケスケなので、どうぞご覧下さい。

半円状の部品がローターと呼ばれるものです。

で、このローターは、ゆらゆら揺れるんですね。
これはそれぞれのムーブメントの設計にもよるのですが、左右にユラユラ揺れる、
あるいはどちらか一方向にクルクルまわることで、なんとゼンマイが巻かれるのです。

でも、そんな時計をくるくる回しませんけど、って感じなんですが、
普通に装着して過ごしていれば、中ではローターが揺れたりまわったりしているんですね。

よっぽど動かない人でなければ、
普通に毎日とか、2日に1回ペースで時計をつける人なら
時間が経つごとに針が動いて動力を消耗したとしても、
自分が動くことでゼンマイが巻き上がるので時計が止まることがないんですね。

このおもちゃで例えると、歩くスピードに合わせて常に横について、
ゼンマイを巻き続けているみたいな、そんな感じです。
それをし続けている限り止りませんよね。
そして、巻くのをやめると、
やがてゼンマイがすっかり元の形になって動力を失って止まります。

つまり、自動巻きといえど、人がつけて動かなければ、
ゼンマイが巻かれることはないわけです。

いよいよワインディングマシーンの登場!


ここまでやっとワインディングマシーンの話に戻るんですが、
まだ読んでくださっている方、居ますかね…(心配)

週末にしか時計をしなかったり、あるいは時計を沢山所有している方だと、
どうしても、時計を着けて出かけようとした時に、
止まってしまっていることが多いです。

私も実は4本持っているので、
4日に一回のルーティンでも必ず止まっているんですね。
その都度、日付や時間を合わせる必要があるわけです。

この手間を省くのがワインディングマシーンなんですね。
要は、私の替わりに時計をハメて動いてくれるマシーンなんです。

5本、10本入るマシーンもあります、
10本つけて、町を歩かないですよね?
それを代わりにやってくれるんです。

そんなわけで、ワインディングマシーンというのは、
単に人がつけて動いている状況を再現してくれるだけの機械であって、
とくに時計の調子を整えるものではない、ということですね。

別に、ワインディングマシンをディスって居るわけではなくて、
例えば、着けようとした時に止まってるって割とストレスなんですね。
よっぽど時計好きな方は、手間のかかるやっちゃなぁと逆に嬉しいんですが、
そう思える自信が無い方、初めて機械式の腕時計を購入される方は、
自動巻きの時計にワインディングマシーンが組合さって初めて、
クォーツ時計のような使い方が出来る、と思っておけばOKです。

なのでご自分のライフスタイルや性格に応じて、
ワインディングマシーンの購入を検討されてもいいのかなと思います!

実は私自身も、初めて機械式時計を購入したとき、
常にワインディングマシーンで回しておかないといけないのかなー?と
思っていたことがありました。
もうお分かりだと思いますが、その必要は無い!んですね。
ワインディングマシーンを買わせたいがために、
色々言う人がいるかもしれませんが、
まず1ついえるのはワインディングマシーンで常に回しとかなければ、
大事な時計が壊れる!あるいは調子が狂う!ということはありません!
安心してください。

ワインディングマシーンの購入は絶対ではない!ということですね。
ワインディングマシーンが必要な理由というのをちゃんとわかった上で、
検討してみてください。

まとめ

そんな感じで今日は、ワインディングマシンが必要かどうかについてのテーマでしたが、
がっつり機械式時計について語ってみました。
正しく理解した上で、本当に必要な方は是非、手に入れてくださいね。


個人的には、時計の収納ケースも兼ねた、
2本巻きくらいのモデルが、長く使えてオススメです。
少しでも参考になれば嬉しいです。

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