今日は予算10万円で買える
新生活でつけたい時計というテーマで
現役の時計バイヤーである私が、
特にオススメの時計を10本紹介します。
予算10万円の腕時計①タグホイヤー フォーミュラー1
予算10万円のオススメ腕時計その1は
タグホイヤー フォーミュラー1のクロノグラフのクォーツです。
定価が30万円弱で、並行輸入の新品が18万前後、
中古だと状態によっては10万以内で狙えます。
普段使いしやすいクォーツで、防水が200mです。
Gショックと同じ、とまではいきませんが、
同じような感覚で、あまり高級時計であることを気にせずに
ガンガンつけれる時計かなと思います。
機能的にも
日付の表示やクロノグラフやタキメーターまでついています。
クロノグラフはストップウォッチです。
タキメータというのは一定区間の平均時速を測るものなんですが
有名どころでいうと、
ロレックスのデイトナなんかにも同じタキメーターがついています。
このフォーミュラーワンで、一通りの機能を体験しておくけば
次、ステップアップするときに、
この機能は欲しい、この機能はいらない、という感じで、
自分の好みやライフスタイルに合わせて選べるようになると思います。
そんな感じで、オススメ1本目は
タグホイヤー フォーミュラー1クロノでした。
予算10万円の腕時計② ボーム&メルシエ ケープランド
予算10万円のオススメ腕時計その2は
ボーム&メルシエ のケープランドです。
ボーム&メルシエはタグホイヤーやオメガほど有名ではないとは思いますが
1830年、いまから190年前に創業した世界で6番目に古い老舗です。
定価が30万くらいなんですが、
並行輸入の新品で18万前後、中古で10万円以内から狙えます。
オススメは3針です。
この上品な佇まいは、とても10万以内で買った時計には見えません。
時計好きの方々からのウケも結構いいと思います。
というわけでオススメ2本目は
ボーム&メルシエ のケープランドでした。
予算10万円の腕時計③ブルガリ ソロテンポ
予算10万円のオススメ腕時計その3は
ブルガリのソロテンポです。
ソロテンポは、モデルチェンジのたびに全然違う印象のデザインになっています。
10万円以内で狙うなら、写真のモデルです。
国内定価が30万ほどで、並行輸入の新品が17万前後、
中古は8万~10万ほどです。
ブルガリは時計メーカーというより
宝飾ブランドとしてのイメージが強くて
時計マニアからのウケが微妙なときもありますが
世界の超一級のジュエラーだけあって仕上げは綺麗ですし、
デザインも素敵ですよ。
オススメ3本目はブルガリのソロテンポでした。
予算10万円の腕時計④ハミルトン ベンチュラ
予算10万円のオススメ腕時計その4は
ハミルトンのベンチュラです。
三角のケースは一見、奇抜で斬新なデザインに思えますが
実は60年以上前からこのデザインなんですね。
つけてみると、意外としっくりきます。
今後、時計のコレクションが増えても
おそらく絶対に、他のモデルと被らないので、
使い分けが出来るという面でもオススメです。
ベンチュラは3針のクォーツなら定価でも10万円ほどで、
並行輸入の新品が7万前後、中古も5万くらいから狙えます。
遊び用としても買いやすい金額ではないかなと思います。
オススメ4本目は
ハミルトンのベンチュラでした。
予算10万円の腕時計⑤ カルティエ マスト21
予算10万円のオススメ腕時計その5は
カルティエのマスト21のクロノスカフです。
ステンレスベルトのモデルは予算オーバーですが
ラバーベルトなら10万以内で狙えちゃいます。
当時の定価が43万ほどで、
中古で10万前後で買えます。
ラバーベルトは経年劣化でひび割れてきたりするんですが
ベルトがバキバキなものは5万ほどで売られています。
クロノスカフは、割と質の良い社外品のラバーベルトも
売ってたりするので、
あえてラバーベルトがばっきばきの個体をヤフオクやメルカリで安くかって
新品の社外ベルトをつけてやればお得に使えます!
クォーツのクロノグラフ、防水100Mで、普段使いしやすいです。
ラバーベルトなんで少しカジュアルよりにはなりますが
カルティエの時計をラフにしてるっていうのが
カッコイイかなーという感じで、
5本目はカルティエのマスト21クロノスカフでした。
予算10万円の腕時計⑥オメガ シーマスター アクアテラ
予算10万円のオススメ腕時計その6は
オメガのシーマスターアクアテラです。
10万以内で狙えるのは3針のクオーツで初期のモデルです。
型番でいうと2518.50ですね。
当時の定価で23万ほどです。
オメガと言えばスピードマスターにいきがちですが
シンプルな3針のアクアテラはビジネスシーンにもマッチして
印象がいいですよ。
お堅い場面で時計が必要になったときに、
アクアテラのようなシンプルモデルを持ってると活躍します。
6本目のオススメはオメガのシーマスターアクアテラでした。
予算10万円の腕時計⑦タグホイヤー リンク
予算10万円のオススメ腕時計その7は
タグホイヤーのリンクです。
3針なら自動巻きも狙えますね。
クロノグラフがよければ10万以内ならクオーツモデルになりますね。
私がリンクをオススメするのは
自動巻きとかクオーツとか、3針とかクロノグラフとかはどうでもよくて
一番のポイントはしなやかな着け心地です。
ブレスがちょっと丸みを帯びていて、びっくりするくらい腕に馴染みます。
ちなみにリンクのブレスのコマは、
横から見てもピン穴がなくてスッキリしてます。
隠しネジでコマが繋がっているのですが、それについては
こちらのブログ記事で詳しく解説しています。
ちょっとオススメポイントがマニアックですが
7本目はタグホイヤー リンクでした。
予算10万円の腕時計⑧モーリスラクロア アイコンデイト
予算10万円のオススメ腕時計その8は
モーリスラクロアのアイコンデイトです。
アイコンもクォーツモデルなら新品でも10万円以内から狙えますね。
定価は12万なんですが、並行輸入の新品が8万円前後、
中古品はまだあんまり出回っていないですが7万円ほどでしょうか。
モーリスラクロアをご存知ではない方は、
ぜひ公式サイトなんかもチェックしてみてほしいのですが
クラシックなものからゴテゴテのスケスケモデルまで
男心をくすぐるデザインの時計が多いです。
このアイコンは、2016年発表の、わりとまだ新しめのシリーズですが
昔モーリスラクロアが販売していたカリプソというモデルの
復刻版なので、どことなくクラシカルな雰囲気もありますよね。
まだ、つけていても気づくひとは少ないブランドだとは思いますが
先ほどのボーム&メルシエと同じく
モーリスラクロアも
時計好きの方々からのウケは結構いいと思います。
というわけでオススメ8本目はモーリスラクロアのアイコンデイトでした。
予算10万円の腕時計⑨ オリス ビッグクラウン ポインターデイト
予算10万円のオススメ腕時計その9は
オリスのビッグクラウンのポインターデイトです。
自動巻きでもレザーベルトであれば新品で10万円で狙えますね。
国内定価が13万円ほどで、並行輸入の新品が9万円くらいです。
中古だと7~8万くらいで購入できます。
モデル名のビッグクラウンというのは
リューズがでかくて、パイロットが手袋してても
操作しやすいということに由来するのですが
オススメの理由はそこではなくて、とにかくポインターデイトですね。
写真では少し見難いかもしれませんが、
文字盤外周に一周ぐるっと1~31日まで日付が打ってあって、
その日付を、犯人捕獲用のさすまたのような形の針で指します。
このポインターデイトを世界で始めて腕時計に実装したのが、このオリスです。
こういうストーリーを語れる時計っていいですよね。
ベゼルの細工もクラシカルで上品な印象で
こちらもとても10万以内で買える時計には見えませんよね。
そんな感じで9本目は世界初の栄光が10万以内で手に入る
オリスのビッグクラウンのポインターデイトでした。
予算10万円の腕時計⑩ ボールウォッチ トレインマスター
予算10万円のオススメ腕時計その10は
ボ ールウォッチのトレインマスターです。
時計ブランドといえば、パイロットウォッチだったり
ダイバーウォッチだったり、大体飛行機が船なんですが、
ボールウォッチは元々鉄道員のために作られた時計です。
どんなに過酷な状況でも正確に時を刻むという精神の
タフなメーカーです。
今でこそいろんなシリーズがでていますが、
やはりボールウォッチならば鉄道向けのトレインマスターをオススメします。
車好きは時計好き、といいますが
電車好きもまた時計好きだと思います。
鉄道がお好きな方は、ぜひボールウォッチのトレインマスターを
検討してみてください。色々モデルがでてるんですが
定価が25万のモデルで、並行輸入の新品が12万前後、
中古であれば10万以内で手に入りますね。
というわけで最後のオススメは
割と珍しい、鉄道員のための腕時計、ボールウォッチのトレインマスターでした。
まとめ
今日はこんな感じで
新生活でつけたい時計!というテーマで
現役の時計バイヤーである私が、
特にオススメする10本を紹介しました。
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今後の参考とさせていただきますし
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ぜひ何か書いていって下さいね。
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