今回はオメガの
シーマスター300 マスターコーアクシャルを
紹介します。まずはYouTubeでの動画レビューをどうぞ!
商品データ
ブランド : オメガ(OMEGA)
品名:シーマスター 300M マスター コーアクシャル
型番:233.30.41.21.01.001
参考定価:¥748,000
ムーブメント:自動巻き
防水:300m防水
素材:SS(ステンレススチール)
ケース径: 41mm
ケース厚:15mm
レビュー
国内定価はおよそ75万円ですが、
並行輸入の新品で50万円前後で手に入れることができます。

何よりも魅力なのは、この佇まいですよね。
ビンテージな雰囲気に惚れ惚れします。
それもそのはずで、
このモデルは1957年に発表された
「シーマスター300」の復刻版です。
それでいて、中身は最新型の
コーアクシャルムーブメントを搭載しています。
元空冷ポルシェ乗りな私としては、
どこかシンガー社(Singer Vehicle Desaign)の
ポルシェに通ずるものを感じます。

Singer Vehicle Desaign
カッコよすぎる…
(興味のある方は「シンガーポルシェ」でググッてみてください)
話が逸れてしまいましたが、
ヴィンテージウォッチって、
もちろん魅力はタップリなんですが、
パーツ供給の心配や、日常使いへの不安など、
なかなか、ハードルが高いのが現実ですよね。
それがこの復刻版で、
ヴィンテージな雰囲気をここまで再現して、
スケルトンの裏蓋から中身を覗けば…

凄すぎるギャップに
そりゃ惚れますよね(笑)
で、この時計、
というか最近のオメガで最も特筆すべきは
その耐磁性能ですね。
時計って、磁気を帯びると狂うんです。
日常生活においても磁気の影響を受けるシーンはあって、
それはスマホやTVですね。カードなんかもそうですよね。
そうやって磁気が蓄積していくため、
買ったばかりなのに狂うとか、
オーバーホールしたてなのに狂うといった方は、
「磁気抜き」を依頼するといいかと思います。
あとは日常生活だけでなく、
例えば発電所で働く方やレントゲン技師さんなど、
仕事上、磁気のそばに居る方用に、
各メーカーとも耐磁性能を備えた時計を
出しています。
有名なところだと
エンジニアを意味するIWCのインジュニアや、
耐磁性能をそのまま名前にしたROLEXのミルガウスなどがありますね。
有名なミルガウスはその名の通り、
ミルがフランス語で1000、ガウスはざっくり言うと、
磁力の単位ですね。本当はもっと詳細な定義があります。
要は、ロレックスのミルガウスは
1000ガウスまで耐えれるということです。
ちなみに肩こりなどを治す磁気治療器、
商品名を言ってしまうとピップエレキバンですが、
ピップエレキバン80とか、
ピップエレキバン130とか見たこと無いですか?
この130とかの数字はガウスの上のテスラという単位で、
130ミリテスラ=1300ガウスなんですね。
つまり、ロレックスのミルガウスは、
ピップエレキバン80にはギリ耐えれるけど、
ピップエレキバン130にはやられちゃうといったイメージです。
あんまり手首がこる方はいないでしょうが、
手首にピップエレキバンを貼ったまま時計をしたら、
イチコロなのでご注意ください。
かなり余談が長くなったんですが、
あの有名なロレックスのミルガウスが1000ガウスまで
耐えられるのに対して、
今回のシーマスター300は何ガウス耐えられると思いますか?
正解を言ってしまうと、
なんと15000ガウスです。桁違いの耐磁性能を誇ります。
開発段階の実験では8万ガウスまで耐えたという話もあります。
最強のピップエレキバン、その名もピップエレキバンMAX200を
直貼りしてもへっちゃらなのです。
まとめ
さて、今回はだいぶ無駄話が多くなってしまいましたが、
オメガシーマスター300復刻版の魅力が伝わりましたでしょうか?
中古品は、大体40万円前後で取引されていますね。
↓こちらはブランドオフさんです。
ご購入を検討いている方の
少しでも参考になれば嬉しいです。

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