腕時計のオーバーホール【しないとどうなる?】

時計のオーバーホール

腕時計を購入したときに、
「3年から5年に一回オーバーホールが必要です」
と言われませんでしたか?
でも、
腕時計のオーバーホールって高いですよね。
「出来れば出したくないなぁ」と考えてはいませんか?

このブログ記事では、
腕時計のオーバーホールをしないとどうなるか?という視点で
オーバーホールについて解説します。
YouTube動画でも語っております!

【悲報】10年オーバーホールしていない腕時計の末路
私は、業界歴でいうと12年目で、
ブランド品や時計を扱う店舗の店長として、
高級腕時計だとこれまでに数千本の販売実績があります。
実際にオーバーホールの作業をする時計技師さんではないのですが、
腕時計のオーバーホールについて、店頭で修理を受け付けたり、
時計技師さんから直接話を聞いたりして、ある程度の知識はたまっていますので、
今回のテーマについても、有益な情報をお届けできると思います。

オーバーホールとは本来は…!

オーバーホールとは「分解掃除」です。
つまり、オーバーホールとは、
本来、ただ分解して掃除するだけなんです。
分解して掃除して、組み上げて注油して、
綺麗になりました!というのが
オーバーホールです。

オーバーホールしないとどうなる?

オーバーホールしないとどうなる?ということで、
その答えはシンプルで、オーバーホールをしないと壊れます。

壊れてしまう理由

大きな理由としては、油が切れるからです。
ほとんど着けていなくて、
汚れが溜まる可能性が無かったとしても、
油が切れてしまうのです。
油が切れると故障の原因になります。

自転車を例に出すと、ペダルを漕ぐと
チェーンと歯車を通じて、
車輪が回り前へ進みますよね。
このチェーンと歯車には、潤滑油が注されています。
ズボンのすそが黒く汚れたり、
チェーンが外れて直そうとすると、ベタベタと手につくやつです。

野ざらしで数年放置した自転車なんかに乗ると、
ガリガリと音がしますよね。
動きを滑らかにする潤滑油が切れている状態なので、
歯車とチェーンが擦れ合って、互いに磨耗している音です。
潤滑油が切れてしまうと、
このように歯車の一つ一つの歯が磨耗してしまい、
いつかは折れたり欠けたりします。
つまり壊れてしまいます。

時計も同じで、
自転車とは比べ物にならない数の歯車の集合体なので、
油は超重要です。
その機械油が通常3-5年で切れてしまいます。

油切れの時計は、リューズを回すとガリガリいいます。
油切れの状態だと歯車同士の摩擦力が大きくてスムーズに動かず、
ゼンマイの動力を100%針に伝えることが出来ません。

この辺りのゼンマイと針の動きの関係については、
こちらのワインディングマシーンについてのブログで、
ゼンマイ仕掛けのおもちゃなんかを使いながらわかり易く解説しています。

ゼンマイの動力を
100%針に伝えることが出来なくなった結果
どうなるかというと、
時計が遅れたり、パワーリザーブが落ちたりします。

パワーリザーブとは時計の持ちです。
現代の時計だと大体50時間前後で、
ゼンマイをフルに巻き上げた状態であれば、
丸2日置いておいても止まらない。といった感じです。

油が切れていると、歯車の摩擦力が大きくなり、
ゼンマイが作った動力が余計に奪われてしまいます。
その結果、同じだけ巻き上げても、
作動時間が段々と短くなってしまいます。

10年くらいは動くという事実

ここで注意したいのが、
10年間オーバーホールをせず、
その様な状態だったとしても、
大体の時計は動く。ということです。

ヤフー知恵袋なんか見ていると
10年オーバーホールしていないけど、
普通に動いてるよーみたいな回答があったりして、
質問者も、なら安心しました!
みたいな感じのやりとりがあったりします。

確かにその通りで、
10年オーバーホールしなくても大体の時計は動きます。
でも安心はしないで下さい!

10年オーバーホールをしていない時計

その時計の中では確実に部品の磨耗が始まっています。
ガリガリといった異音は日常の生活音にかき消されますし、
パワーリザーブが落ちて時計がすぐ止まるといえど、
自動巻きなら毎日着けていれば、
寝ている時間の約8時間くらいパワーリザーブが持てば、
また翌朝装着してゼンマイが巻かれるので、
動き続けるわけです。

そうやって気が付かないうちに、
どんどん磨耗が進行します。
まずこの磨耗が進行してしまっている時点で、
オーバーホールに出しても
分解掃除だけでは済まなくなってしまいます。

磨耗しているパーツがあれば、
それは時計が動いてたとしても、
他のパーツに負担が掛かってしまうので、
部品交換をする必要があります。

通常、オーバーホール代金に、部品代は含まれていません。
オーバーホール基本料金いくら~みたいな料金に加え、
部品交換が必要となった場合はその分の費用がかさみます。

動かなくなった時計のオーバーホール

更に最悪の事態は、
磨耗が進行していることに気が付かず使い続け、
完全に動かなくなってしまったり、
誰でも気が付くレベルで動きがおかしくなってしまって初めて
異変に気が付いてオーバーホールに出すパターンです。

ここまでくると、
おそらく何処かの歯車の歯が欠けたり折れたりしています。
その歯車だけならそれを新品に交換してやればいいのですが、
更に厄介なのは、その欠けた歯が、
歯車が密集している時計の内部に落ちることで、
更に重要な部分を損傷している可能性が高いということです。

人体を例に出すと、肋骨って折れやすいですよね。
私も折ったことがあります。
この肋骨が折れること自体で
生死をさまようことはまず無いですよね。
しかし、その折れた肋骨が肺に刺さってしまうと
緊急手術を要すような大変な事態となります。

それと同じで、
まだ動いているから大丈夫と余裕でいると、
ある日突然動かなくなって、
慌ててオーバーホールに出してみたら、
ムーブメント全交換で何十万
というようなことになる可能性もあります。

先ほど例に出した人体の例では、
防ぎようのない事故ですが、
時計の場合は、定期的なオーバーホールをしていれば
最悪の事態は防げます
ので、
結局オーバーホールはちゃんとしましょうね。
っていう話です。

優良な時計修理業者さん

私もよく利用する
元ロレックスの技術者さんも在籍している時計修理業者さんをはじめ、
個人でも依頼できる時計修理業者さんを3社紹介します。

料金は各社のサイトを参考にして欲しいのですが、
基本的にメーカーのオーバーホールの半額以下。
質の悪い業者さんは社外パーツを使ったりしますが、
こちらに紹介している3社に関しては、
部品交換が必要な場合、メーカーより純正部品を取り寄せ使用します。
(※部品が手に入らない場合は、相談の上、製作もしてくれたりします)
メーカーメンテより早くて安いのでオススメです。

時計修理専門店CIEN(シエン)

CIENさんは、元ロレックスの技術者さんを始め、
メーカー出身者が揃う、まさに時計修理のプロ集団です。
見積もりは無料で、
作業を依頼しない場合にもキャンセル料は掛かりません。
見積もり依頼をすると、無料で梱包キットが届くので、
依頼したい時計を入れて送るだけです。

時計修理・オーバーホール専門店シエン

時計修理専門店WATCH_COMPANY

最後にご紹介するのはウォッチカンパニーさんです。
時計雑誌「パワーウォッチ」などでご存知の方も多いでしょう。
中古時計販売店からの依頼も請け負っている
大規模な修理業者さんです。
もちろん個人でも見積もり依頼できます。

時計修理・オーバーホールの【WATCH COMPANY】はこちら

まとめ

いかがだったでしょうか?
今回は、オーバーホールしないとどうなる?という視点で、
オーバーホールの必要性をお伝えしました。

腕時計オーバーホール業者ランキング
時計修理専門店CIEN(シエン)

CIENさんは、元ロレックスの技術者さんを始め、
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時計のオーバーホール 腕時計
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