今回は、ハミルトンの
レイルロードのオートクロノを触っていこうと思います。
YouTubeでもレビュー動画をUPしています。
先日、こんなツイートをしました。
「オカンがな、好きな時計の名前忘れたって言うててね」
— いのえー@ブランド品・腕時計バイヤー (@inoway023) May 4, 2020
「オカンが言うにはな、1分超えてもタキメーター使えるらしいねん」
「ほなベントレーやないか!その特徴は可変タキメーターしかあらへんよ!」
「でもオカンが言うには、10万円で買えるらしいんよ」
「ほな、ベントレーとちゃうなぁ🙄」 pic.twitter.com/fCC1DwFf10
レイルロードのオートクロノには、
渦巻型のタキーメーターがついており、文字盤に細かい数字がたくさん書かれています。

ごちゃごちゃしていて、
ややこしそうな時計だなぁ…

1つずつ解説しますので
スッキリしていってください(^^♪
YouTubeでのレビュー動画も、ぜひご覧下さいね。
他にも100本以上、動画をアップしていますので、
時計がお好きな方は、ぜひチャンネル登録もお願いします!
ハミルトン レイルロードの商品データ
ブランド : Hamilton
品名: レイルロード オートクロノ
型番: H40616535
参考定価:253,800円
ムーブメント:自動巻き
防水:100m防水
素材:ステンレススチール
ケース径: 46mm
ケース厚:約15mm
ハミルトン レイルロードのレビュー

というわけで今回ご用意したのは
懐中時計をそのまま腕時計にしたようなデザインが特徴のレイルロードクロノです。
レイルロード オートクロノのデザイン
ケース径は驚異の46㎜で
まさに懐中時計をそのまま腕に巻いているかのような雰囲気です。
ハミルトンロゴの位置にご注目
細かい話ですが、
ハミルトンロゴの位置にご注目下さい。
なんか違和感ありませんか?
文字盤から浮いてるんですね。浮いてるというか
ガラス側についています。
旧型レイルロードの拡大鏡
特徴的な日付の拡大鏡です。
ケースサイドに設けられた膨らみとつながっているようなデザインは
懐中時計の、
本体とチェーンを繋ぐ部分がモチーフとなっています。
残念ながら現行型ではこのデザインは見られません。
現行レイルロードのデザインを少しだけ
現行のレイルロードクロノは、良くも悪くも腕時計らしくなって
この懐中時計感は薄れてしまいました。
この後、解説する渦巻型のタキメーターは健在です!
※現行型も洗練されていてカッコイイです。
レイルロード オートクロノ誕生の背景
以前、こちらのハミルトンクイズでも触れたのですが
ハミルトンは元々、鉄道員のために懐中時計を作っていました。
なので、このレイルロードシリーズというのは
そんなハミルトンの原点とも言うべきモデルです。
レイルロード オートクロノのムーブメント
裏ブタはスケルトンになっていて、
中のムーブメントが見えます。
ムーブメントはバルジュー7750をベースに
ハミルトンが独自に改良を加えてパワーリザーブを(ちょっとだけ)伸ばしたものが
搭載されています。
ベースの7750は
オメガのスピードマスターや
IWCのポルトギーゼにも搭載されていた汎用ムーブメントです。
ハミルトンはエタと同じスォッチグループに属しているので
引き続きエタからの供給が望めるということで
現行型のレイルロードにも同じ7750ベースのムーブメントが搭載されています。
レイルロード オートクロノの機能
レイロード クロノの機能は以下の4つ
これらの中でも、
レイルロードクロノはタキメーターが特徴的です。
この特徴こそ
レイルロードクロノの文字盤をややこしくしている要因なのです。
渦巻型のタキメーター

レイルロードクロノは、カタツムリの甲羅のように
タキメーターがクルクルと渦を巻いています。
通常のタキメーターでは秒針1周分、つまり1分以内の計測分しか
平均時速を表示することが出来ませんが
レイルロード オートクロノのタキメーターは
このカタツムリの渦巻きのような構造によって、
最長でおよそ2分52秒くらい、
計測区間が1㎞と仮定すると
時速にして500㎞~21㎞までを表示することが出来ます。

やたら細かい数字がたくさんかいてあるのは、
この渦巻型のタキメーターなんですね。
ちゃんと理由がある機能的なデザインですよね。
世の中には他にも面白いタキメーターがあって、
うずまきどころの騒ぎじゃない!
究極にややこしいタキメーターであるベントレーの可変滝メーターについて
解説した記事も貼っておきます。
ここまでこのブログ記事を見て下さった方ならば興味あるはず!(笑)
ハミルトン レイルロードの価格
当時の国内定価が253800円で、
中古で出回るタマ数は少ないものの、10万円前後で推移しています。
かつてのポルトギーゼやスピマス、
あとはタグホイヤーのカレラなんかと同じムーブメントを積んだ時計が
中古で10万で買えると考えると魅力的です。
新品ではデットストックなのか?!
ジャックロードさんで見つけました。
まとめ
今回はハミルトンの
レイルロードのオートクロノの旧型を紹介しました。
ごちゃごちゃして一見とっつきにくい時計も
一度構造を理解すると、ちゃんと意味のあるデザインなんだなぁーと
ちょっと愛着沸きますよね。
このブログと並行してYouTubeでも時計に関する情報を発信しています。
ぜひYouTubeもチェックしてみて下さいね。
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