カレンダー操作禁止時間帯

腕時計

腕時計のカレンダー操作禁止時間帯について、
イラストなんかを使ってわかり易く解説します。
YouTubeでもほぼ同じ内容を語っておりますので是非。

腕時計のカレンダー操作禁止時間帯とは?イラストを使って解説します!
私は12年、中古の時計を扱う業界にいます。
高級時計だけで数千本の販売実績があって、
買取本数も含めると、1万本は超えています。
今回のテーマについても
ある程度有益な情報をお伝えできると思います。
是非最後までご覧下さい。

カレンダー操作禁止時間帯とは

タイトルの通り機械式腕時計には、
カレンダー調整禁止時間帯があります。

各メーカーによって様々なんですが、
大体午後8時~朝4時くらいを時計が指している時の
カレンダー操作を禁止しています。

なぜでしょうか?解説します。

カレンダー操作禁止の理由

日付を動かす方法は2つあります。
1つは、針を動かして午前0時に日付をかえる方法です。
2つめは、日付を早送りする方法です。
カレンダー禁止時間帯で禁止されているのは
2つめの「日付を早送り」する方法です。

まず、針が動いて日付が変わる場合、
日送り車というパーツがカレンダーのプレートを動かしています。
日送り車は24時間に一回、
午前0時にカレンダーの日付を1つ進めるために
午後8時くらいから、カレンダープレートに近づいてきて、
カレンダープレートを動かして、
午前4時頃にかけて去っていく感じです。

次に、リューズの操作で日付を早送りする場合です。

この時にカレンダープレートを回しているのは
早送り車というパーツです。
早送り車は、普段カレンダープレートと離れて待機していて、
リューズを日付調整位置にあわせると
カレンダープレートにくっついて、
リューズの動きに合わせてプレートをぐるぐる回していくような感じです。

このように1つのカレンダープレートを動かす際に2つパターンがあるんですが、
この2つが同時に1つのカレンダープレートを動かそうとすると壊れてしまいます。

イラストを例にもう一度説明すると
荷物があって、これを引っ張る方法として
自転車とF1カーの2通りあるとします。

荷物がカレンダーのプレートで、自転車が日送り車、F1カーが早送り車です。

自転車でひっぱるとゆっくりです。
もっと早く引っ張りたいなと思ったらF1カーを使います。

自転車の人は午後8時から午前4時の間の時間に、
のんびり荷物を引っ張ります。

そして自転車の人は午後8時から午前4時の間以外の時間っていうのは、
離れた場所で休憩しているようなイメージです。
この時間ならF1カーが来て荷物を引っ張っていっても問題ないですよね。

カレンダー操作禁止時間帯にカレンダーを操作するということは
自転車の人が荷物をゆっくり引っ張っているところに
F1カーがやってきて、
びゅーんと持っていくみたいな感じです。

自転車の人は午後8時頃から準備に入ります。
荷物にロープを掛け始めて、12時になったら荷物を動かし、
動かし終わったら午前4時くらいまでの間にロープをほどいているようなイメージです。

もしもその間にF1カーが来て
ガチャンっといっしゅんで荷物とドッキングして
ビューんと引っ張られたら、
自転車の人は大怪我ですし、荷物も壊れますよね。

そんなイメージですが伝わりますでしょうか?

カレンダー操作禁止時間帯に操作すると

結構忘れがちなんですよね。
その時に時計が差しているのが午後8時から午前4時だったら、
日付を動かす前に、まずは針を動かして
その時間帯から出る必要がありますが、
それをしないまま日付を早送りすると
「ガリガリ、バキ。」となる可能性が高いです。

カレンダー操作禁止時間帯が無い腕時計

心配な方は
カレンダー操作禁止時間が無いモデルを買うことです。

ブライトリングの自社ムーブ搭載モデルとか、
ロレックスの新型デイトジャストなど、
まだ数は少ないのですが、
いつでもカレンダーが操作できるモデルがあります。

どんな構造かザックリ解説します。
ザックリすぎて怒られそうですが
これをキッカケに興味を持っていただけたら、
色々詳しく調べてみて下さいね。

先ほどと同じく、
荷物を引っ張る方法として自転車とF1カーがあるわけなんですが
今度は自転車の人がめっちゃ俊敏なんです。
自転車の人が荷物を動かそうとロープを掛けているときでも
F1が来るな~!と思ったらサッとよけるといった感じです。

時計の話に戻すと、
日送り車にバネが付いていて
早送り車が動くと日送り車がカレンダープレートから離れる
というような機構がついています。

こんな感じで日付調整禁止時間帯という
今までの時計では当たり前だった制限を、
技術力で取っ払っています。

日付調整の制限が無いブライトリングや
新型デイトジャストについては
先日レビュー記事もアップしていますので、
よければご覧下さい。

まとめ

今回は、カレンダー操作禁止時間帯について解説しました。
ただ禁止されるだけだと、悶々としますが
正しく理解しておけば納得もいきますよね。

万が一壊れてしまった場合は
修理業者さんに見積もりに出すのが良いでしょう。
オーバーホールを請けている業者さんであれば
修理見積もりもきちっと出してくれます。
こちらの記事を参考になさって下さいね。

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